ヒストリー

History

Intro

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1915年、一人の男が横浜で始めた
小さな工務店。
関東大震災の復興、
高度成長期の発展、
そして現代まで、松尾工務店は
時代の激流を乗り越えながら、
地域と共に歩みつづけてきました。

AGC(旭硝子)様との
110年パートナーシップ、
自社分譲マンション事業への挑戦、
海外工事、観光事業への参入。

様々な挑戦の背景には、
創業以来変わらぬ
「建設による社会への貢献」という
信念があります。
建設業界が
大きく変わろうとしている今、
私たちの歴史をご覧ください。

1915

大正4年

創業

松尾嘉右衛門、旭硝子景品工場建設のため上京。松尾工務店の礎である「松尾組」を創業。

1923

大正12年

関東大震災での保護支援活動

震災による混乱の中、「朝鮮人が火を放った」「井戸に毒を入れた」といった根拠のない流言が広まり、各地で自警団による襲撃事件が発生し多くの犠牲者が出た。松尾組は危険にさらされた朝鮮人や中国人約300名を總持寺に避難させ、命を懸けて保護し、避難者の生活支援として、お米5俵を提供した。

1925

大正14年

鶴見騒擾事件にて建設業の利権争いで2000人が乱闘。関西の組織や大物右翼なども巻き込んで拡大したこの争いを、松尾嘉右衛門が仲裁の立役者となったことが躍進のきっかけとなる。

1948

昭和23年

「松尾組」改め「松尾工務店」へ。

創業以来の社名である「松尾組」を「組」では暴力団と間違われるというGHQの指導により「松尾工務店」に改名。

1950

昭和25年

戦後解散となった鶴見の大遊園地「花月園」の跡地に花月園競輪場を大突貫工事で完成。県と遊園地業者で頓挫した補償交渉の任も引き継ぎ、説得と松尾嘉右衛門の私財による補償も行った。

昭和25年

「神奈川県建設業協会」設立に尽力

松尾嘉右ヱ門 神奈川県建設業協会 初代会長就任。その後、6代目松尾助右ヱ門、8代目松尾文明も会長を務める。

1956

昭和31年

旭特殊硝子船橋工場を新築。現代のディスプレイパネルに代わる前のブラウン管用硝子バルブ製造工場を建設。1953年に放送がはじまり、家電「三種の神器」として急速に普及したテレビの供給に貢献した。

1960

昭和35年

住友電気工業 横浜製作所敷地造成。造成のために土を切り出した跡地がのちの松尾の資材センターとなる。この造成工事のために、重機やトラックを一気に揃えたことで、行政の土木工事の受注がはじまった。

1963

昭和38年

箱根ホテル花月園新築。当初「花月園観光」より受注したホテル工事。現在は松尾工務店グループが経営。

1971

昭和46年

統括本部設立

経営刷新と近代的経営のためのルール作りを目的に、統括本部を設立。従来の「どんぶり勘定」体制を打破し、近代的・合理的な経営体制を確立した。

1977

昭和52年

初の海外工事に携わる。ビルマ(現ミャンマー)での硝子工場建設において、工場建設の技術指導を行う。

1982

昭和57年

社内報「まつおだより”和”」創刊。(2025年11月 521号)
この年に製品やサービスの品質向上を目指し、1980年代ごろから多くの日本企業で導入されたTQC(総合的品質管理)活動を松尾工務店も導入した。

1988

昭和63年

松尾工務店初の自社分譲マンション「ネオマイム新子安」を竣工。エンドユーザー分譲による顧客との向き合い姿勢が、以降の松尾工務店の品質管理に大きく影響する。
現在は”シェフルール”シリーズとして分譲。

1990

平成2年

天皇陛下、旭硝子京浜工場等視察のためのお迎え工事。セキュリティのため、工場内の道路のマンホールの仮溶接や、屋内の景観美化などを行う。

平成2年

地元元請の先掛け
大型工事建設ラッシュがはじまる。「ふれーゆ」(横浜市高齢者保養研究施設)を1996年竣工。

1995

平成7年

建設省策定の「建設産業政策大綱」で特色ある企業62社のひとつに選ばれる。工事を公共・民間・自社開発の三本柱にしてリスク分散を図っている点や、顧客対応のソフト面を重視している点が評価された。

1998

平成10年

障害者福祉施設「青葉メゾン」を自然保護団体の反対バリケードを排除しながら施工。自然保護という大義名分と、障害者施設ができると住環境が破壊されるとの先入観からの反対であった。以降、多くの福祉施設を手掛け「福祉のマツオ」を言われるように。

2004

平成16年

初の免震マンション「ネオマイム横浜阪東橋サザンプラス」竣工。その後の免震公共建築物の受注につながる。

2011

平成22年

新ブランドECOマンション「シェフルール中村橋」竣工。Chez Fluersは”私の花”の意味。自社営業のレストラン、「シェフルール」も同年の開店。

2010

平成23年

初のPFI事業(Build & Transfer)「青葉台消防署複合施設」竣工。

2014

平成26年

初のWTO対象工事、金沢区総合庁舎完成。

2014

平成26年

ディベロッパーのマンション建設ラッシュ。施工難度の高い建設かつ、担い手不足でもあったが無事竣工。自社分譲マンションで培った技術がディベロッパーからの分譲マンション建設の注文殺到につながる。

2015

平成27年

工事を稼働しながらの雪害による屋根復旧工事でAGC(旭硝子)様より「社長賞」受賞。2025年にAGC京浜工場再整備工事においても社長賞を受賞しています。

平成27年

初の分譲マンション建替事業、「シェフルール ラヴィーナ 西早稲田」竣工

2016

平成28年

中国・恵州市にて、AGC(旭硝子)様のディスプレイ工場建設プロジェクトに参画。2020年まで建設技術者3名を現地に派遣し、高品質な施工技術で国際プロジェクトを支援。

平成28年

中国・煙台にて松尾工務店が企画・設計を担当し、技術協力を行った高齢者療養施設が完成。高齢化社会を迎える中国において、模範的なモデル施設の一つとして選定される。

2020

令和2年

高さ60mの神奈川県 分庁舎建設。これまでの松尾工務店での45mという記録を大きく更新する。次は100mのビル建設を目指し奮闘中です。

2021

令和3年

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、本社にてお客様・協力会社・従業員を対象としたワクチンの集団接種(約1000人)を実施。3年にわたるコロナ禍の中でも、感染対策を徹底し、会社行事を完全に遂行。

2023

令和4年

東京都豊島区より発注された「Hareza池袋」建設工事が竣工。難工事を乗り越え、建築業界の栄誉ある「BCS賞」を受賞。

2025

令和7年

RKB宗象養魚場 竣工。メイプルサーモンの養魚場で総事業費27億円にも及ぶ大規模工事。施設建設に加え、養殖プラントの設計・施工も一貫して実施。愛知県田原市渥美半島、鳥取県琴浦町に続き、3箇所目の養魚場建設となる。

令和7年

マンション分譲事業開始から40年の節目を迎え、本社隣地にて過去最大規模となるマンション+商業施設「シェフルール横濱鶴見」を建設。2026年3月竣工予定。

Feature

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110年の歴史は、
私たちにとって
過去の思い出ではありません。
未来への責任であり、
お客様への約束です。

時代が変わっても、
技術が進歩しても、
「愧じるものは作らない」
という技術者の誇り、
「永遠の品質保証」という
お客様への責任は
変わることがありません。

次の100年も、
お客様の新しい挑戦を支え、
地域社会の発展に貢献しつづけます。
歴史ある技術力と革新への強い意思で、
松尾工務店は、
これからもみなさまの
パートナーでありつづけます。